ファイナンシャルプランナーに相談、生命保険バージョン

生命保険相談について

「生命保険に契約はしているものの、内容がよくわかならい、おぼえていない」との声は、ネットや紙面でもよく目にします。加入時には内容の説明を受けているはずですが、なぜこのような声が多いのでしょうか?次のようなことが考えられます。

 

  • 保険金請求をすることはほとんどないため
  • 基本契約にたくさんの特約が付いているため内容が複雑

 

保険金の請求といえば、入院や手術、身体障害、死亡等になりますが、どれにしてもやたらとあることではありません。そのため保険証券を取り出す機会もないわけですから内容を忘れてしまうのも当然かと思います。

 

特約が原因のほうは、たくさんの特約が付加されている契約は、内容が複雑になり保険がわかりずらくなっているのは確かです。保険会社側らすれば、保険料が多くなるからいいのでしょうが・・・。

 

このような内容がよくわかならい方が、保険の内容について確認したいとなれば、当然ですが、契約保険会社のカスタマーセンターになります。

 

ところが、見直ししたいともなると、どうでしょうか。

 

保険の見直し相談先について

現在加入の保険会社で見直しを希望であれば、カスタマーセンターか既存の担当者になりますが、他社も含めて希望となるとそうはいきません。

 

この場合は、自分で見直しをするか誰かにアドバイスをもらって進める必要があります。後者であれば、候補先として、①他の保険会社、②保険代理店、③ファイナンシャルプランナーになります。

 

どこに相談しても一長一短はある

①②③とも、次のようにそれぞれ一長一短はあります。

 

① 他の保険会社の場合は、自社商品のみの紹介になる。相談料は無料。
② 1社専属代理店では保険会社と同じですが、複数の商品を扱っている代理店の場合は、比較検討することができる。相談料は無料。
③ ファイナンシャルプランナーは、加入している商品の分析はできても、見直しとなると、保険商品の提案はできない。相談料は有料になる。

 

ここでよく混同してしまうのが、③のファイナンシャルプランナーのことです。ファイナンシャルプランナーといっても、2つのタイプに分けられるからです。

 

  • Ⅰ:FP技能士のライセンスは保持しているが、保険販売のライセンスは保持していないファイナンシャルプランナー
  • Ⅱ:FP技能士のライセンスも保険販売のライセンスも保持しているファイナンシャルプランナー

Ⅱのファイナンシャルプランナーは、保険会社に所属しているファイナンシャルプランナーのライセンスを持った人もそうですし、保険代理店に所属し、ファイナンシャルプランナーのライセンスを持った人も該当してきます。話はそれますが、極端な話、ファイナンシャルプランナーの資格を持っていなくても、保険の販売免許があれば保険販売はできますし、税制や金融、相続等の知識があれば無用の長物ともいえます。

 

ではⅠに該当するファイナンシャルプランナーとはどういう人なのでしょうか?
この方は、独立系といって、どこの保険会社や金融機関にも所属していないファイナンシャルプランナーをいいます。そのため、保険商品の販売はできません。そのため主な収入源は、本からの印税やセミナー講師料、相談料などになります。

 

以上の点をまとめますと、保険の見直しで、ファイナンシャルプランナーに相談する用途としては、以下のように分けられます。

 

保険だけの見直しを希望 ⇒ 保険会社、もしくは1社専属保険代理店、複数扱いの保険代理店からの選択になる。

 

生命保険や住宅ローン、ライフプランなど複合的な相談を希望 ⇒ 独立系のファイナンシャルプランナー。生命保険見直しは、ファイナンシャルプランナーから保険代理店に依頼する。

※ 複合的な相談の場合でも保険会社や保険代理店所属のファイナンシャルプランナーでも相談を受けてくれる人もいますが、本業ではないという点の認識は持っておいたほうがよいでしょう。

ファイナンシャルプランナーへ生命保険相談:事例1

夫の年収が減ってしまい、住宅ローンへの支払いがきつくなってきたのと、子供にも教育費がかかるようになってきたため、生命保険の見直しと住宅ローンの借り換えについて相談したいという方です。

 

住宅ローンについては変動金利でしたが、現状の金利からすれば、高い金利であるため、計算してみると月々の返済額を減らせることとがわかりました。

 

この場合に、住宅ローンの借り換えという選択肢もありましたが、手数料や手続きの煩わしさもでてくるため、まずは、現在の銀行に交渉してみることをお勧めしました。交渉といっても電話するだけでOKな場合もありますから、一番手っ取り早い方法になります。

 

生命保険については、保障額は多すぎるわけではありませんが、終身保険の保険料が総保険料の60%を占めていました。そこで、減額、もしくは解約をして保険料を減らし、なお、返戻金を預貯金にしておく、教育費にあてる、住宅ローンの繰上げ返済にするなどをアドバイスしました。

 

 

ファイナンシャルプランナーへ生命保険相談:事例2

「新しい保険が発売されたので、現在加入している保険から乗換えませんか」という、提案を受けているが、そうしたほうがいいのか見てほしいという相談です。

 

現状の保険と新たに提案されている保障内容を見ると、それほど大きな違いがありません。
確かに保険料は変わりませんが、終身保険の部分が減り、その解約返戻金を掛け捨て部分に充当するような形式になっています。この点を伝えましたらよく理解できていませんでした。見直しによりメリットはないようなので、「現状のままでいいのでは・・・」というアドバイスをいたしました。

 

以上、「ファイナンシャルプランナーに相談、生命保険バージョン編」でした。

 

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ファイナンシャルプランナーへの相談は何ができるの?