ライフプランニングの効果や注意点について

ライフプランニングについて

将来設計

ライフプランニングとは、身近な言葉にすると、人生設計、あるいは人生計画、将来設計となります。このページでは、ライフプランニングの目的や効果について考えてみましたのでご覧ください。


ライフプランニングとは、簡単にいってしまえば、「家族の将来」について考えるということになります。

 

たとえば、子供を大学まで進学させたいという希望やそのための教育費をどうするということを考える。先の未来について考え計画をしておくというものが「ライフプランニング」です。

 

一般的には、自分自身の将来やりたいこと、どうなりたいのかという希望、配偶者の希望、人生の必要資金、リスクマネジメントなどを総合したものがライフプランニングになります。

 

ライフプラン・シミュレーションの結果に注意

ライフプランニングのシミュレーションをするとわかりますが、長生きしたときと短命に終わってしまったときのお金の流れを見ることができます。

 

ほとんどの方は、短命よりも長生きするわけですので、長生きのシミュレーションを重視します。
そこで、シミュレーションソフトで入力する「収入」についてです。

 

基本的には、ほとんどのソフトでは、入力した金額を基本に毎年収入が1%ほどアップするようにデフォルト設定されているのを知っておいていただきたいと思います。
理想としては、そうなるのが一番ですが、はたして今後もそうなるものでしょうか。

 

かつては、日本も高度経済成長があり、給料は毎年あがり、雇用も終身雇用で安定していた時代がありました。

 

ところが現在はどうでしょうか。
給料はあがるどころか下がる方が多く、雇用については、ほとんどが派遣労働者となり、正社員の椅子は益々プラチナチケットという状態になりつつあります。

 

それがわかっているために、そのポスト守るためや評価をよくするために、勉強し様々な資格を取得している方も多いです。それでも、その投資が必ずしも報われるとは限りません。会社が求めていることは資格うんぬんということよりも、会社にとっていつでも生産性が高い人材かどうかを問うているからです。

 

このような成果主義の時代に突入しているわけですから、シミュレーションソフトをデフォルトの状態のまま使用すると希望的観測にしかなりかねませんので、注意が必要なのです。

 

デフォルト状態とは違うシミュレーションも必要

収入が毎年アップしていくだけではなく、ひとつは、収入が毎年同じ金額である状態でのシミュレーションをする必要があります。

 

そして、もうひとつは、毎年1%ほど下がるという設定でシミュレーションをおこなってみてください。

 

たった1%の違いですが、驚くほど家計の状態が変わってしまうことがわかることでしょう。

 

その他のリスク要因

先ほどシミュレーションソフトの収入設定についての話をしましたが、収入だけでなく、家計のキャッシュフローの変動に大きく関係してくる要因がありますので、それらを見てみましょう。

 

  • 消費税10%にアップ予定
  • 厚生年金や健康保険料の掛金アップ(毎年実施)
  • 介護保険料の負担増(実施済み)
  • 円安による食料品の値上げ(色々な食品がすでに値上げされている)
  • 公的年金はマクロ経済スライドの導入(実施済み)
  • 自動車保険料の値上げ(何度か実施済み)
  • 自賠責保険料の値上げ(実施済み)
  • 地震保険料の値上げ(実施済み)
  • 軽自動車税の値上げ(実施済み)
  • 配偶者控除の廃止(検討段階)
  • 一定の預貯金のある方は介護サービスは2割負担(実施済み)
  • ケアプランの自己負担導入(検討段階)
  • 相続税控除の縮小(実施済み)

 

収入が上がらない方が多い中、これほどのものがすでに実施されており、検討段階のものもあります。いい加減にしてくてくれなんて思ってしまいませんか。

 

このようなことは大雑把なライフプランシミュレーションではでてきませんし、バージョンアップされていないソフトでは、基本的な数値が違っているので注意が必要です。

 

また、このような様々な要因で家計は大きくかわってしまうのですから、一度だけシミュレーションをして、うちの家計は将来も大丈夫なんて安心していいというものでもありません。

ライフプランニングはどうやるの?

一般的には、ライフプランニングというとシミュレーションソフトを使い、以下のような手順で入力していきます。

 

まず、世帯主の生年月日、配偶者の生年月日、子供の人数や生年月日などを入力することから始めます。

 

そして、自身の職業や年収、退職年齢、配偶者の職業や年収なども入力をします。
その際に、転職歴や公的年金の種類、配偶者の職歴や勤続年数、公的年金の種類なども入力します。

 

ほとんどの方は、転職の繰り返している場合、年収など記録していませんし、記憶もあいまいです。そこで、代替えとして大企業、中企業、小規模の規模別の統計を用いて平均年収を入力します。

 

そして、キャッシュフローを見るために、毎月の支出、車の買い替え、マイホームの購入費用(頭金や住宅ローンの金額、ローン年数、金利)、子供の小学、中学、高校、大学教育を公立にするのか、あるいは私立にするのかなど希望を入力します。

 

さらに、自身のやりたいことがわかれば入力し、それにかかる費用も入力します。

 

おおまかにはこのような流れで入力し、完了ボタンを押せば、結果が算出されます。

 

結果は、どの年齢で預貯金がどうなっているのかがわかります。家計の状態がどうなっていくのかもわかります。また、老後も公的年金がいくらもらえ、どういう生活をするようになるのか予想もつきます。

 

さらに、世帯主が長生きに失敗(死亡)した場合に遺された家族に入る遺族年金がいくらで、生命保険からいくら支払われ、生活がどういう状態になるのかもわかります。

 

このように、お金の流れであるキャッシュフローを見ることができ、家計が赤字に陥らないように早めに対策をうつことには役立ちます。

 

ただし、これらだけでは、将来のお金の流れを見るための未来家計簿にしかすぎません。
そのため多くの方は、一過性の家計ツールとしてだけ使って放置してしまいます。

 

ライフプランニングの効果とは

ライフプランニングをすることで、「あなたの人生は、こうすればうまいくよ」とか、「あなたの本当に望んでいることはこれじゃないの」ということも教えてくれればいいですが、ドラえもんの世界ではありませんから、そんなことはありません。

 

そもそも、自身やりたいことや、何を望んでいるのかわからなくなるときもあります。
お金には不自由してはいないけど、なんだか満足していないなど、心の充実感が得られないということもあります。

 

そうであるならば、そこからさらに本質的な部分まで掘り下げ、自身を内観し、本当にやりたいこと、望んでいるものなどを明らかにするきっかけとすることこそが、ライフプランニングを行う効果といえます。

 

以上、「ライフプランニングの効果や注意点について」でした。

 

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